屈折・調整異常|メガネ・コンタクトレンズ

遠近両用コンタクトレンズ②

2017.05.26
遠近両用コンタクトレンズ イメージ

前回の続き

遠近両用コンタクトレンズ(ソフト)は、眼鏡のようにクッキリハッキリとした見え方とは異なります。

例えば、使い捨てソフトコンタクトレンズの場合、直径14.5mmのレンズ内に複数の度数が入るように設計されており、装着時には遠くにピントが合う所と近くにピントが合う所が同時に見えているのです。

脳はその中でクリアに見えている像だけを認識し、ぼやけた像は抑制しようとします。個人差はありますが、使用するには多少の慣れが必要になります。(全く気にならない方もいらっしゃいます。)また、乱視が強い人には対応できないことがあります。

現在、遠近両用コンタクトレンズは色々なメーカーが生産しており、1日使い捨てタイプ、2週間交換タイプなど、種類が豊富で使いやすいため人気が出てきています。

 

遠近両用コンタクトレンズ イメージ

 

ハードコンタクトレンズタイプになると、ソフトコンタクトレンズよりもレンズ素材が硬いため、矯正力が強く、クッキリとした見え方をします。これまでにハードコンタクトレンズを使用していた人にお勧めです。

ハード素材が初めての人でもレンズのデザインや素材・性能が改良されているので、付け心地があまり気にならない人もいらっしゃいます。

 

眼鏡は集中して近くの作業をするには最適です。

コンタクトレンズでのピントを遠くに合わせておき、コンタクト装着中に近くを見る時は、近くにピントを合わせた眼鏡を掛ける。遠くも近くもハッキリ見たい人はこれがおすすめです。

眼鏡を掛けたり外したりする事が面倒な人には、遠く部分が素通しの遠近両用眼鏡を掛けるという使い方も可能です。

 

大事なことは無理をしないという事です。

その時その時の自分に合わせた対策をすることが、見えない事に対するイライラなどのストレスを減らし、快適に過ごす事が出来るのではないでしょうか。きっと表情も変わってくるはずです。