屈折・調整異常|その他の疾患

目薬の使い方

2017.05.31
目薬 使い方

眼病がある人やコンタクトレンズを使用している人には馴染みのある点眼液。

点眼液には使用目的や効果によって様々な種類のものがあります。

透明な物、混濁している物、防腐剤を使用している物、していない物など。

点眼液の使用方法についてご説明しましょう。

 

・点眼時には目の周りに触れますので、使用前に石鹸でしっかり手を洗いましょう。

・下まぶたを軽く引き下げ、目を大きく開けて点眼します。(滴下数は医師や薬剤師の指示に従ってください。)

・適度に距離をあけて点眼しましょう。

点眼時に容器の先が目じりやまぶたに触れたり、容器の先が眼球に近すぎる人がいらっしゃいます。この方法だと目を傷付けてしまう危険性がある事、そして、雑菌や目やにが容器の中に逆流して点眼液が汚染されて使用できなくなりますので正しい方法で使用しましょう。

 

・点眼後はしばらく目を閉じます。

この時に目頭を押さえると、涙点から点眼液が流れ出るのを防ぐことが出来るため効果的です。(手術後など傷口に触れるような場合は押さえないでください。)点眼後にパチパチまばたきをすると眼全体に行き渡るような感じがしますが、目薬が早く流れ出てしまうので、あまり効果的ではありません。

 

・あふれた点眼液は清潔なガーゼやティッシュで拭き取ってください。

 

点眼液が2種類以上ある場合、後の薬は5分程度の時間をあけて点眼しましょう。

続けて点眼すると、目から目薬があふれて効果が薄くなることがあります。

懸濁型の点眼液の場合は薬剤が分離することがあるので、毎回点眼前によく振って使用しましょう。

コンタクトレンズを使用している場合は、レンズ装着したまま点眼しても良いか確認してから使用してください。

 

-「げんこつ法」という点眼方法-

片方の手を軽く握ったげんこつ状態で下まぶたにあててそのまま引き下げます。

げんこつの上に目薬を持った手を重ねることで適度に距離をあけることができ、支えができるので点眼する手も安定します。

目薬 使い方

 

小さいお子様の場合、点眼する時は暴れないように注意しましょう。どうしても眼を閉じてしまう場合は眼の周りをきれいに拭いて、膝枕をするように上向きに寝転んだ状態にして、目頭付近に点眼した後まばたきをすれば入ります。本当に眠っている時に点眼するのも1つの方法です。

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