角膜・結膜疾患|その他の疾患

目と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

2020.07.25
ウイルス コロナ対策

~目と新型コロナウイルス感染症について~

当院では、新型コロナウイルス感染拡大予防と、患者様に安心してご来院頂けるよう、十分な換気と消毒・洗浄を実施しております。

 

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス(通称COVID-19)ですが、目との関連性はあるのでしょうか?

新型コロナウイルスは口や鼻など上気道の粘膜から感染しますが、新型コロナウイルスに感染した人の咳・くしゃみ、会話等で唾液の飛沫が顔にかかり、目の粘膜組織である「結膜」から感染する可能性があります。

また、ウイルスが付着したドアノブや手すり、キーボード、タッチパネルなどを触った手で目をこすったり、触った場合にも感染する可能性があります。

新型コロナウイルス感染症の基本的な対策は、手洗い(流水で石鹸による十分な手洗い)、あるいはアルコール等で消毒することです。

  • ・洗っていない手で目を触らない(他人からの感染予防)
  • ・目を触った後、手を洗わずにあちこちを触らない(他人への感染予防)

今は花粉症の季節でもあり、かゆさのために思わず目をこすってしまうこともあるかもしれません。 
目をさわらない・こすらない、手を洗うこと、を常に心がけましょう。

ウイルス コロナ対策

コンタクトレンズを使用している人は、装着する時と外す時に目に触れます。

目に装着するコンタクトレンズは結膜に直接触れます。

当然ですが、汚れた手で触るとコンタクトレンズ自体が汚染されます。

ですから、目とコンタクトレンズに触れる前後は、流水と石鹸で十分な手洗いをおこない、水道栓やレンズケースの外側などに触れないようにし、使用後はコンタクトレンズのこすり洗いをしっかりとおこないましょう。

心配であれば、しばらくの間はコンタクトレンズを使い捨てのワンデータイプにする。あるいは、コンタクトレンズの使用を控えて眼鏡で過ごす時間を増やす事も対策の一つです。


マスクと同様に、眼鏡・ゴーグルなどウイルスが付いている可能性があるものに触れた手で目をこすってしまう事で、感染のリスクを高める可能性があるということにも注意しましょう。

参照:日本眼科医会