角膜・結膜疾患|VDT症候群

コンタクトレンズ不耐症

2019.01.24
目の調子が悪い 痛い

何らかの原因で、日常でのコンタクトレンズの使用が困難になる事を「コンタクトレンズ不耐症」と言います。

以下のような症状はありませんか?
・コンタクトレンズを使用していると充血や張り付く感じが強い。
・これまでは問題なかったが、最近長時間使用できない。
・すぐに曇ってしまう。

原因を大きく分けると、コンタクトレンズが合っていない場合と、目の状態がコンタクトレンズに合わない場合があります。

まず、コンタクトレンズが合っていない場合としては、サイズやカーブの違いです。眼は人それぞれ形やカーブが異なります。そして、コンタクトレンズには一定のサイズやカーブ(ベースカーブ)がデザインされています。
メーカーによって異なりますが、使い捨てタイプのコンタクトレンズは1種類のレンズに設定されているベースカーブは1~2種類、サイズはほとんど1種類です。洋服でいうと、MとLといった感じです。最近ではベースカーブは1種類のレンズが多くなったように思います。
対して人の眼のカーブは、きつい人から緩やかな人まで幅広いです。作られているベースカーブの種類が少ないので近いものを使用するわけですが、Lサイズの人がMサイズを使うというようなことが起こります。すると接触による機械的な刺激が強くなったり、乾燥による張り付き、涙の交換が出来ないなどの現象が起こり、角膜炎や充血などの眼病につながることがあります。

目の調子が悪い 痛い

目の状態がコンタクトレンズに合わない場合としては、「ドライアイ」「アレルギー」などです。

コンタクトレンズにとって涙は必要不可欠ですが、ドライアイは涙液量の減少や涙の性質変化などの様々な要因によって起こります。「目が乾く」という感じが一般的に言われますが、実際にはドライアイの症状は様々でとても複雑です。
涙の分泌量が少ない「涙が足りない状態」、涙の蒸発が早く「涙の質(安定性)が悪い」など。
これらの要因によって、通常は涙で潤っている角膜や結膜の表面が肌荒れのような状態となり、異物感のような不快感や乾燥感・疲れなどの症状があらわれ視機能にも異常をきたします。

ドライアイの症状は、目の乾きだけでなく、かすみ・疲れ目・痛みなど症状や原因が様々であり、その症状が一時的なものかどうかの区別がつけられないので、眼科できちんと検査を受けなければ正しい診断・治療を行うことができません。早期治療と定期的な通院がポイントです。
その上でコンタクトレンズの使用について医師に相談すると良いでしょう。

アレルギーはレンズの汚れやタンパク質などが原因となることがあります。また、花粉症のような季節性アレルギーもコンタクトレンズ使用の上で、くもり・異物感など不快感となる事があります。他には高酸素透過性で乾燥に強いと最近多くなっているシリコン素材によるアレルギーもあるといわれています。

目の状態が改善して、汚れにくい・乾燥に強い・ワンデーなど適したレンズの処方を受けることが大切です。