角膜・結膜疾患|角膜血管侵入

角膜血管侵入

2019.01.30
血管侵入

「角膜血管侵入」つまり角膜に血管が侵入するという眼疾患です。
角膜いわゆる黒目の部分は透明で、見るために光を通すために透明で血管が無く、必要な酸素は涙を介して受け取っています。
しかし、コンタクトレンズの使用によって角膜が酸素不足になると、白目(結膜)の血管から酸素を供給しようとして角膜の周囲から中心に向かって血管が伸びてきます。この症状を「角膜血管侵入」といいます。
ソフトコンタクトレンズは黒目全体を覆うため慢性的に酸素不足になりやすく、特にカラーコンタクトや低酸素透過性素材のものは要注意です。
ハードコンタクトレンズでは、レンズの変形やフィッティング不良などで機械的な刺激を受けていると起こる事があります。レンズの見直しやフィッティングで改善することがあります。

角膜血管侵入

血管の侵入はほとんど自覚症状がありません。
しかし、症状が進行すると角膜の濁り、視力障害、失明の危険性があるため注意が必要です。
一度濁った角膜は元には戻りません。
コンタクトレンズの使い方や種類を確認して見直してみてはいかがでしょう。