角膜・結膜疾患|結膜下出血

結膜下出血

2019.02.04
結膜下出血 眼疾患

結膜とは白目の部分を覆っている膜で、結膜そのものは白色ではなく半透明で血管が透けて見えています。 結膜下出血は、結膜の下にある血管が破れて出血したものです。

出血はベタっと広がって見えますが、結膜の下に広がっているため眼球内や目の外側にあふれる事はありません。

破れた血管の太さや出血の程度により斑点状のものから白目の広範囲を真っ赤に染めるなど症状は異なります。

原因は様々で、せき、くしゃみ、圧迫などで起こりますが、これといった原因がない場合が多く、加齢によって血管が弱くなり、まばたきの刺激や、目をこする事によって破れるという事も考えられます。

結膜下出血の場合は特に治療方法は無く、血は徐々に吸収され、数日~数週間経過すると次第に薄くなっていきます。(出血の程度によって差があります)症状が強い場合、痕が残ることがあります。

出血したとしても痛みなどの自覚症状はほとんど無く、突然起こるため「自分の顔を鏡で見た時」「人に指摘されて」初めて気が付いてびっくりするという事が多いです。もし、痛みや視力不良、目やに、頻繁に症状が起こるなどあれば、原因となっている疾患(結膜炎・高血圧など)を治療する必要があります。

結膜下出血 眼疾患