角膜・結膜疾患|結膜結石

結膜結石

2019.02.03

結膜結石とは、カルシウムや脂質、老廃物などを成分とする乳白色あるいは少し黄色がかった粒状の塊で、1個あるいは複数出てくる事もあります。

初期段階では症状はありませんので、心配することはありませんが、結石が結膜内部を移動して結膜(まぶたの裏側)の表面に出てくると、眼に直接触れるようになり、まばたきの度に擦れて角膜を傷つけることになります。
こうなるとゴロゴロ感が強くなり、痛みを伴ってきます。

結石は自然に脱落することもありますが、目薬で結石の生成や露出を抑える事は出来ないので不快感や痛みなどが出る時は摘出する必要があります。

老化現象の一つとも言われていますが、ドライアイや慢性的な結膜炎によって起こる事もありますので、診察の上、適切な処置を受けましょう。

胆石や尿管結石とはメカニズムが異なりますので、結膜結石が要因となり併発する心配はありません。