カラーコンタクト障害について

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過度なおしゃれに注意

最近はたくさんの化粧品のCMで目力(めぢから)を強調するアイテムとして異常なほどアイメイクを宣伝している。

眼科医の立場からするとできるだけアイメイクはしないか、できるだけ控えめにする方が眼の健康に良いのである

なぜなら、どんなに正しくアイメイクをしていても、まばたきをするたびに色素が瞼縁にくっついたり涙の中に流れたりするのを完全に防ぐことは困難であり、その化粧品の色素(異物)や油が原因で様々な眼の障害が引き起こされてしまうからだ。
特にコンタクトレンズを使っている人にとっては最悪だ。レンズに付着した油分汚れに対して浸け置きケアではほとんど効果がない。一度汚れると水分をはじき、ますます汚れが付きやすくなるという悪循環になる。レンズが汚れやすくなると曇るだけでなく、色素で黒目や白目を傷付け眼障害を引き起こしたり、蓄積した汚れによるアレルギーを引き起こすなど、目にトラブルを抱えている女性が爆発的に増えている。
感染が起こらないうちはまだいいが、いつでも重篤な炎症を起こす予備軍である。

コンタクトではないが、こんな症例もあった。

最近若い女性でコンタクトを使っていないのにいつまでも黒目(角膜)の傷が治らない人が目立つようになった。一つは前にも述べたように過度のアイメイクであるが、そのほか閉瞼不全(瞼が十分閉じないで眠る人)も結構いるようだ。そうすると朝になって眼が痛くなったり、ごろごろすることになる。また最近はプチ整形がはやっているようで簡単に二重瞼の手術をする人も増えているようだが、よくよく慎重にしないと数年たってから縫い付けた糸(多くはナイロンである)が結膜を破って出てくる例が結構ある。
手術している瞼は翻転(まぶたを裏返すこと)が難しいこともあり、ついつい見過ごされ傷がなかなか治らないのでドライアイなどと誤診されることも多い。縫い付けた糸による機械的な刺激によるものであるから、だらだらと点眼ばかりしていても治るわけがない。当然再手術して再縫合または糸を抜去するしかない。

そして、もっともトラブルが多い原因がカラーコンタクトレンズである。

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いくつか症状の例を挙げてみよう。

・友達同士でご来院いただいたが、二人とも目を痛めていた。一人は眼の状態からこれまでにも何度も眼を痛めていた痕跡があり、「過去にも眼を痛めたのではありませんか?」という問いに「眼の痛みが取れて治ったと思い、勝手に使いだしてまた眼を痛めるということを繰り返している」と言っていました。

もう一人は透明な角膜(黒目)の一部が白濁してきており、このまま使い続けると視力が上がらなくなると警告しました。
2人は雑貨店に並んでいたものをデザインだけで購入したとのこと。

・雑貨店で買ってしばらく使用していたが、5日ほど前に眼が痛くなり某眼科を受診した。目に傷があるとのことで抗生物質の点眼をもらっていた。しかし眼の痛みは治まったものの徐々に眼がかすむようになってきたので当院を受診した。視力は両眼とも0.2に低下し、矯正不能。角膜表層に点状混濁があるものの下方のみで視力障害の原因ではない。角膜裏面に沈着物がみられ前房には炎症が起こっていた。眼底検査でも網膜が浮腫状に混濁していて炎症が後眼部に及んでいることがわかった。多くは前眼部だけの炎症で治まることが多いが、この人の免疫力が低下していたので後眼部まで炎症が拡がったのだろう。投薬を開始して様子をみることにした。

・カラコンを装着しているうちに黒目(角膜)が変形してきて強度の乱視になった例です。カラコンを使い始めて数週間後よりかすみ、視力低下が起こってきたので受診。来院時、あまりにも乱視が強いため視力矯正不能。両眼とも0.2しか見えなくなっていた。ただちにカラコンの中止を指示、治療を続けること10日目にして乱視も殆どなくなり、ようやく0.9までに視力が回復した。この例のように黒目(角膜)に強い変形をきたし眼がみえなくなるというケースも珍しいことではない。

・ネット販売も後を絶たない。1人の女性は眼圧が異常に高く緑内障になっていた。緑内障により視野が失われれば元に戻すことは出来ない。進行を抑えることが治療法であることが現状である。そして角膜結膜には傷がたくさん。最初に異常を訴えた左眼だけのように見えたが、検査すると右眼もたくさん傷がついている。角膜上方には新生血管が侵入していて細胞の再生を妨げている。早く角膜の傷を治すと共に緑内障の治療を始めなければ失明につながる。

・韓国で買ったというカラコンで眼を痛めて来院された方もいました。検査を受けたといっていたが、ちゃんとした医師であればこのようなレンズを処方するはずがありません。

もともとカラコン自体が目に良いとは言えず、特に海外製品はほとんどが粗悪な物で、安全性など考えていないような物ばかり。酸素透過性や含水率、ベースカーブなどの設計、使用素材なども表示されている通りに出来ているとは限りません。事実、国民生活センターの調査によると、規格外の危険な物のオンパレードだった。

派手なパッケージやタレントを起用することによってカラコンの危険性を隠し、取り扱いの説明は紙に書いてあるだけ。高度管理医療機器であるはずのコンタクトレンズを眼科専門医の検査・指導をうけることなく購入し、販売業者はきちんとした処方箋を受けるとることなく販売している。

高度管理医療機器に指定しておきながらこのような無責任販売をいつまでも野放しにしていいのだろうか?以前にもカラコンによる障害の報告を厚生労働省に報告しましたが、報告を受理されたもののその後は音沙汰なし。トラブルは増え続ける一方である。当局の強い指導を求めると共に販売優先主義ネット販売業者の自粛を強く求めるものである。

外見を綺麗にしたい気持ちも分かるが、痛み・腫れ・目やに・充血など不快なトラブルを抱えていると元も子もないし、一歩間違えば失明につながるような眼病にまで至る危険があることを若い人はよく知っておかねばならない。

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実際の症例

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カラーコンタクトレンズによる色素(酸化鉄)沈着。

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染色するとよく分かる。

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角膜を削り取って治療することになる。完治までには激痛を伴い時間がかかる。

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カラーコンタクトの接触による輪状の角膜炎

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広範囲に角膜が剥がれてしまっている

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